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新しい活動量計を買った

 数日前、活動量計を買った。腕につけるタイプのものである。

 私の普段の生活の中での支出のうち、本と食べものと衣類と交通費で全体の約9割を占める。これ以外のことにカネを使う機会はあまりなく、月によってはゼロのこともある。だから、1万円を超える活動量計を買ったのは、私にとってはかなりの冒険に当たる。

 これまで使っていたのは、ポケットに入れておくタイプの歩数計である。おそらく5年近く使っていたと思う。出かけるときには、基本的にいつもポケットに入れて歩数を測っており、特に故障したわけでもなかったのだが、残念ながら、この歩数計は、ガジェットとしての存在感に乏しく、歩数計をポケットに入れることで行動に変化が生まれるというようなことはなかった。

新しいガジェットで、日常生活に小さな変化が生まれる

 これに対し、今回の新しい活動量計は、昨日が多く、何時間か身体を動かしていないと、運動するよう促してくれたり、歩数が1万歩を超えると、振動して祝ってくれたりする。また、心拍数や睡眠の質に関しても記録されるらしく、先週末は、活動量計から運動を促されるたびに近所を歩き回っていた。この活動量計によって、生活は少しだけ「活動的」になったと思う。

 実際、スマートフォンであれ、タブレット端末であれ、すぐれたガジェットを手に入れると、普段の生活に思わぬ方向から光が当てられ、暮らしが生き生きしたものになる。もちろん、これは、必ずしも長くは続かず、このようなガジェットは、くすんだ日常の一部になってしまうか、あるいは、飽きられて使われなくなってしまうかのいずかの運命を避けることができない。

 それでも、ガジェットが手もとに来てからの何ヶ月か、私たちは、小さな機械をたえずいじり、そして、眺めながら生活する。これは実に楽しい経験である。

 私が新しく手に入れることになった活動量計が私をどのくらいのあいだ楽しませてくれるのか、よくわからないけれども、しばらくのあいだ、活動量計で遊ぶことになりそうである。