私の職場は、自宅からやや近い。普段は、電車で通勤しているけれども、電車に乗っている時間は、正味10分程度にすぎない。当然、外食する機会は滅多にない。ただ、時間に余裕があるときには、徒歩で帰宅することが可能であるし、実際、歩いて帰ることもある。このようなときには、外で食事することがないわけではない。

 それでも、私は、ラーメン屋とカレー屋には近寄らない。つまり、外で食事するとき、ラーメンとカレーは選択肢から除外している。

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 ラーメン屋とカレー屋を避けるのに特別な理由があるわけではない。汗をかくのが嫌なのである。

 私は相当な汗かきである。季節にもよるけれども、ある程度以上辛いものを食べると、全身から汗が噴き出す。顔が真っ赤になり、戻るまでに少し時間がかかることもある。だから、外でカレーやラーメンを食べたら、着替えが絶対に必要となる。

 昔は、カレーやラーメンを食べると、誰でも全身が汗でびっしょりになると思っていたけれども、ある時期に、カレーやラーメンで誰でも汗をかくわけではないということを知り、愕然とした。たしかに、涼しい顔でカレーやラーメンを食べている人々をよく見かける。あれは、私にとっては謎であるけれども、体質の違いなのであろう。

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 ラーメンについては、もともと好きな料理ではないから、食べられなくても苦痛ではないが、カレーの方は好物であり、外食の選択肢からカレーが失われるのは、私にはかなりつらいことである。しかし、背に腹は代えられないため、外食のメニューは、大量のスパイスが使われておらず、かつ、熱くないものの範囲で探すことになる。

 辛いカレーを食べても汗が出ないようにする方法のようなものがあれば、ぜひ知りたいものだと思っている。